2019/10/18
テクニカルレース
2日目のスプリントレースレポートです。
ディスタンスレース上位2名の選手が、台風被害や予定上帰路に立ち、ビギナー選手達も1日で帰る方々も多く、少し物足りなさを感じながらもそれはそれ。
僕としてはディスタンスと同様、しっかりと勝負したいと思ってました。
男子は予選3組各ヒート2名勝ち上がりによる決勝のフォーマット。
1周約550mの中で6個ブイがあるコースで、決勝は2周。スケジュールでは、間は3時間程。
1ヒート目は2位に入ればOKなので、大阪の時みたいに変に1位通過を意識しないように心がけてスタートしました。
一度沈してヒヤッとしましたが、なんなく1位通過。
その後のヒートを観ているとどんどん川の流れが強くなっていき、ボードが横滑りしながら漕いでいるのが多く、お昼休憩時に自分が漕ぐラインを再確認しました。
これが結果的に勝負の分かれ目だったと思っています。
レースのラインナップはジャンケン、見事に勝ち、端の岸側を選びました。
浅くて漕ぎづらさはあっても流れの強いところより同じスピードでも楽に漕げると思いました。
前に出ることができれば、自分の思うラインだけ意識して漕げましたが、前に2人の選手を見ながらの位置でしたが、最初の第1ブイへのアプローチでも明らかに流れを意識したレースではなかったので、チャンスはどこかしらでは来るなと確信してました。
一周回った時点で横並びの2番手でした。
内側に位置してしまっていたので、それは僕のラインではないと後ろに下がり流れの強い区間はドラフティングしながら力を抑え、外側へいけるように準備しました。
後ろに下がることで後ろの選手のドラフトトレインを繋げてしまうかもなと思いましたが、そこまで落ち着いて考えられてる状態に自分でも驚いてしまうくらいでしたが、多分勝てるイメージになっていたのだと思います。
レースが動いたのは2周目の第1ブイ。
ブイが近づいてきた時のパドルをする側が明らかに詰まるラインに行っているのをみて、キタ!と思いました。
案の定ブイに掴まり回れなかったので、僕は一気に加速して先頭へ。
ここからは僕が決めたライン取りで進みました。
予定のラインよりも引き寄せられたブイが一箇所ありましたが、許容範囲でそのままゴール。
嬉しい嬉しい今期初の優勝でした。
ディスタンスレースに続き、2日目のスプリントレースも前回からの失敗を活かした判断力が勝因だったと思います。
川のフラットに見える水面でも、海にも負けない強い流れがあり、初体験ではありましたが、その流れを活かすのはオープンオーシャンで培った能力が出せたんじゃないかと振り返っています。
最後に今回は家族にとって最高の結果に。
息子大洋は、1歳7ヶ月を過ぎ、今まで時間のリズムを大切に生活してきました。
1日目はお昼寝の時は滞在先に帰りましたが、2日目はチェックアウトの兼ね合いで外で過ごすことになり、初めて外でのお昼寝チャレンジでした。
もしこれが上手く行かなければ、決勝や表彰式を出ずに帰らないと行けなかったので、ハラハラドキドキしてました。
母ちゃんが会場のアナウンスがスピーカーで響いたり、インフレの空気を抜く音が鳴った時は耳を防いだり、あやして頑張ってくれた結果、いつも通りの睡眠を取ってくれました。
だんだんとお兄ちゃんになってくれている子どもをみて、また大きな1歩を家族で踏み出せたように思います。
次は今年最後のレース、熊野SUPマラソン。
熊野の大自然と一体化出来るよう、今回のように落ち着いて息を交わして漕ぎ進みたいと思います。