來る海プロジェクト

はじめに

マリンレジャーの一つとして、多くの方々に認識されつつあるSUP(Stand Up Paddle)。
クルージングからサーフィン、ヨガにフィッシングのツールに幅広く使われ、子供から大人まで幅広い年代に親しまれています。
そして私はマリンスポーツとしてのSUPレースに取り組んでいます。 私自身の選手としての輝きも、年齢的なものからいつピークを終えてもおかしくありません。選手として永く高みを目指しながらも、刻一刻とその時間は迫ってきていることも感じています。
そんな中、昨年2022年は過労から精神疾患を患い、心身共にボロボロとなりました。 今まで、大抵の困難な出来事は乗り越え、達成してきていただけに、失意の日々を過ごしました。出口の見えない世界に絶望していた時に、僕に力をくれたのが、様々な病と闘い、向き合い、生きる方々の出会いでした。
実際には出会えていませんが、自分にもう一度這い上がるエネルギーをくれたのは事実です。
今までのキャリアを捨て、ゼロから初めるつもりでしたが、今まで真剣に深険な海の世界を渡ってきた僕にできる事を始めたいと思い、このプロジェクトを決意致しました。

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子どもをSUPに乗せるように

世の中には様々な怪我や病気が存在します。
僕自身も知らないことがほとんどですが、その小さな世界の中でも私達アスリートのように身体を動かすこと、運動の制限を余儀なくされている方々がいる事を知りました。
怪我や病気によって様々ですが、激しい運動は出来ずとも、歩くこと・座ることが出来れば、僕がサポートして、子どもをSUPに乗せるように、陸からでは見えない世界、ネットで見る事ができても感じる事ができない綺麗な海を体感してもらえる、そんな体験プロジェクトとして、この取り組みを始めようと思いました。

ひと漕ぎひと漕ぎ、
一歩一歩走っていく先にあるモノ

星の数のように増えたSUPのお店も、真剣に技術を磨いて生業としている方はほんのひと握り。
私自身が真剣に向き合い、磨いてきた体力・技術、そして経験を活かしてこのサポートを実施していきたいと思っています。
いつの日か、遠い地から僕が愛した沖縄の海に招待できる方々を作れるような、そんなプロジェクトに1年1年、しっかりと育てていきたいと思います。
また、私自身がこれから漕ぎ続けるひと漕ぎひと漕ぎ、一歩一歩走っていく先にあるモノは、「心身の健やかさ」だと思っています。
今まで注射の苦手意識で取り組んできませんでしたが、健やかさを維持する意味を「献血」活動へと繋げ、一人でも多くの方々の目に触れ、機会を作れるよう微力ながら発信に取り組んでいけたらと考えています。

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