2018/5/21
第10回CARVY CUP
2018年5月19日に沖縄県名護市で開催されたCARVY CUPのレースレポートです。
この大会は沖縄県で一番歴史あるSUPレース。今年で第10回大会とのことです。
10年前はSUPなんて言葉を海で働いていた僕自身も知りませんでしたが、随分と拡がったなぁと器材の進化と振り返るように主催の橘さんがお話されていました。
レースは先週の座間味でも一緒だった沖縄本島メンバーがラインナップ。
先週の失敗を踏まえ、6kmという短い距離なので、第1ブイを軸にレースの1/3にポイントをおいて臨みました。
スタートも失敗することなく、漕ぎ出すことができ、そこからが僕の大事なポイントでした。
加速の時点で邪魔されることなく漕いでいくことができ、昨年チャンピオンSTARABOARDの萱島選手に次いで第1ブイを通過。
そこからはトレインに乗ってレースを進めました。
その途中、僕の後ろについていたジュニアの田口選手がダッシュし、先頭に出ていきました。今勢いのある選手とは見ていましたが、レース運びもとてもアグレッシブだと感心していました。
第2ブイを回ってからは弱いDWでした。ここですんなり前に出れたら楽でしたが、実力ある選手相手にはそう簡単にはいきません。
むしろ萱島選手のダグアウトtypeのスプリントボードはみるみる前へ進んでいき、みるみる離されてしまいました。
DWレグでも田口選手の前にいけなかったので、2周目のアップレグも後ろについてラスト勝負に展開を持って行こうと考えていました。
ここから今回の大きな失敗。
後ろにいるSAWARNAの吉田選手が気になって仕方ありませんでした。
どういう状況かは確認できませんでしたが、実力者だけに1周目からもなぜ集団についていないのか、追い上げてきているのか。。練習でもレースでも一度も先着したことがなかったので、集中すべきことに散漫してしまっていました。
田口選手もアップレグであまり無理していないのは感じていました。そこで僕自身もラストに向けて力を温存することに集中して漕ぐべきでしたが、後ろが迫って来るんじゃないか、もう少しペースを上げて欲しい、、とメンタルの部分で、体力を無駄に使ってしまっていました。
結果、勝負時のDWでも、目の前のライバルではなく、後ろで離れているライバルばかりに気を取られて、リードを許してしまい、3位でフィニッシュ。
レースに参加すると、自分の弱さや失敗、そして今後への課題がよく分かります。
2週続けてのレースで、みんな疲れが抜けないとかそういうモノはあったと思いますが、夏の長い沖縄だけにこうして続けてレースがあるのはとても理想だと思います。
第10回大会の記念大会に参加できたこと、自分自身の修正ができたことと次への課題を収穫できたことはとても嬉しい。
応援ありがとうございました。
しかし微風コンディション下、ノーズボリューム・ダグアウトのボードには同等レベルの相手にはなかなか難しい勝負になるなと、座間味と今回で痛感。
Y.Hyogo
Photo:CARVY CUP OFFICIAL & Gushiken photo grapher