2023/7/15

Molokai Holokai

 

今回のHawaii遠征の最初のレース、Molokai Holokaiレースで、Maui島からMolokai島までの27mile(43.2km)を無事に終えました。

初めてのMaui島に着いてから5日目のレース。

ボードと自身のチューニングは、Maliko run2回の練習だけでしたが、練習してきたボードよりも安定させやすく、乗り心地に一切癖がなく、NSPとしてダグアウトの初めてのアンリミテッドボードで、年数は経過して一部劣化してても、とても丈夫に作られており、改めてNSPR&Dからのデザインの素晴らしさと使いやすさを感じました。

 

 

 

レースですが、まさかのビーチスタート笑。

 

初めて出場するレースでしたが、自分の感じるままにナビゲーション、コース取りをしていこうと決めてました。

最初からSUPの選手を見る事なく先頭で突き進みましたが、1時間半経った時にWing Foilの先頭の選手に抜かれるのが横に見え、1時間40分くらいでSUP FoilJames Casey(2019Molokai SUP Unlimitedクラス王者)と海峡の真ん中の真横ですれ違った時に、自分のコースは悪くないと確信でき、そこからより一層自分を信じて進みました。

アンリミテッドのサーフテクニックがハマり始めたなと思ったのが、1時間20分くらいで、それまでは14ftボードの感覚が抜けず、長さで動かないボードを力でコントロールしてしまっていて、結果ラストを迎える時に身体が疲れてしまった失敗はありました。

 

M2Oでは、そういったボードコントロールを序盤、中盤でしてしまわないよう心がけていきたいと思います。

 

エスコートボートをチャーターしていたので、スタートして2時間前後に、ハイドレーション交換の練習を兼ねて、リクエストしたかったのですが、遠く離れた前方に行かれ、見向きもされない十数分があったこと、ムービーを撮るように伝えたにも関わらず、普通に座ってるシーンが多く、フラストレーションを抱えながら漕いでた時間がありました。

 

サーフしている時にパドルから手を離して、大きく手を振りが何度も続き、ようやくハイドレーション交換。

そして交換時、船が風上側に付けてきて、押しつぶされるように沈してしまうロスもあり、再スタート。

その時も写真と動画を指示しましたが、何となく嫌な予感をしながら、後半を漕ぎました。

 

海峡を渡ってる時は風がクロスしていましたが、後半は最高な風と波高が上がりすぎないストレートのうねりで、最高のコンディションでのダウンウインドサーフでした。

IMG_2103

ランドマークも見え、残りの距離のイメージから、このまま風やうねりは続くと思い、楽に乗りすぎず、行ける波間があれば前へ前へサーフしていこうとしていました。

ところが終盤、風が止まり、うねりの波長が長くなって徐々になくなるという展開に

 

この強風は、島にぶつかった風が島沿いに吹いていたもので、ゴールに向かって島が北側に窪んでいるため、窪みの深いラスト数kmは風やうねりが消えてしまうという状況でした。

 

船長達から、浅いからもっと外に出ろと言われ、少し外側に向かいましたが、ランドマークが見えて最短コースを進んでプッシュしていた自分は前述の疲労もあり、大回りする余裕もなく、また中盤の不信感などもあって、我が道を選んでしまいました。

結果、ラスト数kmcalmに近いコンディションを、前半腕を中心に力で漕いだ疲れで、かなりペースダウンしてのゴールになってしまいました。。

タイムは3時間32分。

ゴール直後は、計算を間違い少し落胆してましたか、最低目標の1km5分切りをちゃんとクリアしてたので、少し救われました。

 

島の形だけではなく、コンディションが何故そのようになってるのか?まで、把握出来ていればもっと良いライン取りが出来たと思いますし、またハイドレーションや撮影の事なども事細かくイチから打ち合わせしておければ、ストレスを感じず集中して漕げたり、沈したり、ロスなく、よりベストなパフォーマンスを発揮できたのではないかと思います。

そして、途中の嫌な予感

そう、ゴールして自分のスマホを見たら1枚も写真がありませんでした。

乗っていた船長のクルーは、70代。

languageも英語設定にしておいたけど、カメラの起動が分からなかったと。

自分のレースと同じように、初めての時には分かるだろうではなく、事細かく確認しないといけないと再認識しました。

船長のSidもとても優しく、本当に良い人で、サーフも上手だったと言ってくれてたし、1位だったことを僕より喜んでくれてました笑。

来年も来るならエスコートすると言ってくれたり、2週間後にあるM2Oは、偶然にも今回ボードを貸してくれたAnnieのエスコートを務めるそうです。

そんな繋がりに、今回の遠征全体の縁が全て繋がったレースだったんだと改めて感じています。

過去のチャレンジで3度来たMolokaiも、昼にリラックスして町を歩いたり景色を見たりすることはなかったので、船で1泊して翌朝Mauiに戻るという船長のプランも、僕に新しいMolokaiの景色をみす充実した気分になりました。

(財布を忘れて何も出来なかったのは、少し残念笑)

本当に美しい自然のロケーションの中でレースが出来て、沖縄での練習の成果を確かめる事が出来て、M2Oで失敗したくない反省点も得ることが出来て、良いポイントになったレースでした。

応援頂き、ご支援賜りました方々、改めてありがとうございました。

M2Oに向けて、より一層高められるよう残り2週間調整していきます!