2019/10/16
第1回広島国際SUPオープン
第1回広島国際オープン
連休、自身初めてとなる広島でSUPレースが開催され、家族で参加してきました。
大会を迎えるにあたり、10日~7日前から台風予報が重なり毎日予報とにらめっこ、、
今年は遠征が流れることが多く、練習の不発感にモチベーションが落ちていくのを上手くコントロールできず、今回もそうなのかと出場する意欲を持ちきれずにいました。
当日、到着空港の変更もあり得る条件付き運航でなんとか目的地に着くことが出来ました。
(関東直撃コースだった為、関東中心に出場出来なかった方々もいらっしゃいました)
ここでようやく明日レースに参加するんだと意識ができたところです。
今回も先月出場した大阪のCityレースと同じく、広島市内の川を漕ぐコース。
今回のレースは単独漕にならなかったので、長くなりますが、レポートを細かく綴ってみたいと思います。
初日のディスタンスレースは、
1周12kmの基本的にブイターンというのがないコースレース。
台風の影響で風の強いコンディションとなりました。
僕自身はNSPの2020年モデルのNINJA14ft×21を使いました。本来はNSPライダーの柏木さんが使用予定でしたが、今回台風で出場叶わず使わせて頂けることに。
レースがスタートし、川幅がある中でも選手同士の引き波でポジション取りに翻弄されました。
周りにいる選手を見ながら、誰に付こう誰に付こうとなってしまい、その中で段々とトップ集団ではなく、少し後ろ側の集団になってしまいました。その時点で7番手。
その中でも橋桁の暗さにバランスを失い、一度沈してしまいました。
何とか水の動きを見ながら無理なく挽回することが出来ましたが、危ないミスで、追いつく力を使うなら前の集団に無理してでも付けるダッシュに使うべきだと反省でした。
追いつくのに少し力を使ったので、3人で形成した中で1番後ろに付きドラフティング。
街を周回して反対の川に行くまで力を溜めました。
前から選手が1人落ちてきて、ちょうどアップウインドに入る時に4人になりました。
波高はもちろんありませんが、苦手なアップウインドだったので、誰かの後ろに付きたいと考えていましたが、6位入賞を考えると集団を絞りたいと思い、前に出ました。
万が一それが遅いペースなら、集団の中にアップウインドに強い翔生くんがいたので、前に出てきてくれるだろうと気を楽にしていけたのが結果的に良かったと思っています。
前に出て驚きましたが、明らかに今まで僕が漕いできたアップウインドのグライドではありませんでした。
2020年モデルのNINJAはノーズが立っているので、水をどんどん切り裂き、楽に進んでくれました。
前に出てレースをしながらも力を溜めていける余裕を持って漕げた感覚はとても大きな収穫でした。
アップウインドを漕ぐ中で落ちたのは1人だけ、3名で終盤へ。
僕自身の中だるみが出始めたら頃、ドラフティングで後ろに付いている2人がなにやら会話を始めました。
僕自身としてはレース中にする会話じゃないように聞こえ、ある意味闘争心を掻き立てられた想いで、勝負所では絶対に負けてはいけないなとふんどしを締め直す想いでした。
そして長らくアップウインドで力を溜めた2人が前に出てくれたので、ラスト1kmのわずかなDWセクションまで力を溜めるように3番手に着きました。ラスト3km切ったくらいだと思います。
この時には僕はコース図が抜けてしまい、あとどのくらいか分からなかったのは失敗でしたが、前の2人をみながら、後ろからボートが近づいてくる気配と、ボートの動きにも落ち着いて判断できた事が勝負の分かれ目になりました。
ちょうどラスト1kmとなるところで外側へと距離を合わし、引き波できれいにサーフィンして集団から抜けて前に出ていけました。
前を行く3番手の選手までは行けませんでしたが、スタートしたレースの動きの中で出せる納得の4番でした。
今回のレースに臨むにあたり、前述の気持ちを始め、身体の準備もほとんどできずでしたが、唯一準備ができた事を挙げるなら、APPで失敗したレース中の「判断力」でした。
APPでは他の選手がボートの引き波やカテゴリー違いの選手のドラフティングをしていく事に、迷い、また美学精神で絶対に付かないとして進め、結果他選手も失格にはならず、リザルトを落としてしまう結果に。。
レースは生き物なので、予め伝達されていないルール以外はテクニックとして使わないと意味がないと考えを改めていました。
今回スタート時は次回への反省として残りましたが、
・苦手とするアップウインドで初めて乗るボードの特性を感じながら前に出たこと。
・力を出す区間と溜める区間をレース全体でで作れたこと。
・勝負の好機を見逃さず使えたこと。
数日経ち、沢山の方からリザルトに評価をもらえて有り難い限りですが、表彰台にも登れていないので、満足するわけにはいきません。。
が、内容としてはこの3つは自分自身の中で良かった点だと思うので、また少しだけ自分の力を信じていける手応えになりました。
応援ありがとうございました。
2日目、スプリントレースレポートに続く。