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熊野SUPマラソン2023レースレポート

2023年11月3日 / BLOG, TOPICS, レース

週末、地元三重県は熊野市新鹿でか開催された熊野SUPマラソンに出場してきました。

夏のハワイのレースを終え、約3ヶ月ぶりのレースでした。

レース結果は準優勝でしたが、内容は散々。

過去最酷のコンディションだった熊野灘に跳ね返されました。

そんなレースを振り返りたいと思います。

レースを迎える前日には、SUPクリニックを担当させて頂き、またその夜にはM2Oの報告食事会の最終日程を終えました。

実際ここに向けての練習の中では、あまり良い状態で漕げることはほとんどなく、キツさ以上にツラい日々でした。

8月末には左足腓骨神経麻痺全治5ヶ月、そして9月はそれに伴うランニング中の転倒で左手首と左足首を痛めてしまいました。

漕ぎたい想いや、レースに向けて頑張りたいという想いはもちろんありましたが、なかなか海に出ても強度は上げられず、楽しくもなく、ただ漕いでるだけのような、もがく様な悪あがきのようなそんな合わせ方しか出来ませんでした。

そして以前なら乗れていた細いボードも、脚の感覚の痺れや筋力半分という現状では、段々と乗るのがキツくなってしまっていた自分は、そんな準備期間を表すように、22幅のNINJAでも、レースでは大苦戦。

 

スタートも脚を痛めないように慎重に、それでもロススタートから始まりました。

 

湾内中には同じチームの星詩さんに追いつき後ろに付きました。

うねりにふらついたところを見て、僕はうねりを拾い、前に出ました。

そこから湾を出る頃でしょうか

ビーチでも感じていた時折の強い風が一気に吹き始めました。

先に書いたように、あまり大荒れになると脚の扱いのきめ細かなコントロールが必要になり、DWが決まりましたが、そんな僕を横目に、8kmコースの折り返し(4km)地点あたりで、本来リードを取るべきところで星詩さんに交わされ、リードされていきました。

この際、星詩さんあるあるで、Regulation時に説明のあったブイの外側ではなく内側を通っていました。笑

船にも注意を促されていたようですが、爆風と化したコンディションを戻る選択肢は出来なかったようで、そのままレースは続きました。

その後の外洋区間は、島陰で風が落ち着くエリアと、折り返しブイに近づく2キロ程は、開けた半島からの吐き出しの横風が強烈で、なかなかサーフラインを見つけるのが大変でした。

(折り返し地点が例年と全く違う場所だったことにも混乱しました。)

色々な意味で余裕を持ちきれなかった自分は、ここから度々座ることになりました。

こんなレースは初めてでした。。

折り返し地点で数分差離されていました。

また帰りの復路も、風をいなしながら進みましたが、コース取りにナビゲーションミスがあったと思いました。

往路は例年通りの折り返しと思い、比較的岸壁に沿うコース取りで、その後沖に出ました。

復路も折り返した後、岸壁に戻る進路を取りましたが、これがミス。

8km折り返しのブイに向けて一直線に進むべきでした。

このコースを取った場合、折り返しの横風(アップウインド)が、(ライトクロス)ダウンレグに変わり、時間も体力もセーブできたと思います。

また8km折り返しブイの手前に2つ岩礁があり、風を交わしながら進んだ際、大回りしてこれを沖側から回されました。

ここでもかなりロスがあったので、この日の現状でも、コース取り一つで優勝も狙えたかもしれません。

そして多くの方々かなりの影響を受けた湾内に入るところからの強烈なアップウインド。

15m超えの風は台風の風のようで、他の選手達が心配、不安になる程でした。

耐えきれないところは座って漕ぎ、ラストはボードが波を叩かなくなったあたりからようやく立って漕げるようになりました。

そのくらい過去にも経験したことない、最酷なコンディションでした。

この日まで準備してきたようで、理想的な準備をやり切れなかった結果の通りの内容のレースでしたが、やっぱりな、と受け入れられた自分と、早く終わってほしかった自分がようやく安堵できた自分がいました。

本当はM2Oを終え、Travisとも縁ある熊野を勝って終えたかった、そしてそんな結果を期待してくれてた方々もいたかもしれません。

 

ただ、物事の結果にはその結果以上の意味があることも、この一年改めて感じ続けてきたことでした。

しばらくはゆっくりと自分を見つめる時間の中で、また海の道を前に進みたいのかどうか…も含めて、身体を休めたいと思います。

応援ありがとうございました!

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初めての

2023年9月12日 / BLOG, TOPICS, 仕事, 來る海プロジェクト

週末は、自身初めての滋賀県は琵琶湖、そして福井県の日本海の水辺を漕ぐことが出来ました。

(福井県には専門学校の入学オリエンテーションで訪れて以来でした)

 

ご招待頂きました、パドルクラブ名古屋さんありがとうございました!

 

普段は漕ぐ時も走る時も独りで練習してるので、誰かと漕ぐというのはとても新鮮でした。

 

今回僕も10日くらい前から心配していた台風の卵達。その一つが関東に当たり、被害が出たりする程の影響をもたらし、関東圏から来て下さる方々がその影響を受けたり、体調不良などでキャンセルとなり、少数開催となりました。

 

大勢いた方が盛り上がるのは間違いありませんが、コントロール出来ないことは、どれだけ悩んでも仕方ありません。

 

今夏も、日本だけでみても毎日のように水辺の事故は続いています。。

普通の自分でいられる事や、日々の日常を無事に終える事がシンプルなようで、どれだけ難しく尊いことなのか…。

そう考えると、安全面では少数で僕がコントロール出来る範囲で良かったなと思えることもできますし、内容面では一人一人に深く自分を寄り添えていけたようにも思います。

(参加を楽しみにして下さった方々は、是非次回にお会い出来ることを楽しみにしています)

 

そして今回参加して頂きました方に、「今まで参加したツアーで1番楽しかった」と言って頂けた事や、僕自身2018年にトラブルに巻き込まれ、悔しいレース結果に終わった事にも、疑問を持ち、当時まだお知り合いではなかった時に、それについて投稿して頂けてた事、当時の想いを聞けて、とても晴々した気持ちになれました。

↑この時、トップでゴールしましたが、総合表彰から外されるアクシデント…

 

実際、その瞬間に感じる事はとても大切な感覚ですが、その瞬間に大切な結果や答えがあるとは限りません。

僕の悔しかった5年前のレースの想いを、5年越しにちゃんと見ていてくれた方の存在を知り、想いを聞けて、報われたような気持ちになれました。

 

最近色々な方々にブログも見ていますとメッセージもらえたり、聞けたりする事が、僕自身をとても嬉しい気持ちにして頂いてます。

このブログももう5年経ちました。

 

時代はSNSへと進んでいますが、

SNSは割と表面的な感じで、広く浅くな感覚。

ブログはそれよりは本音に近い、中くらいな感じ。

そして実際の自分。

 

先日母と話した時にも、今回の遠征の話から、僕はやっぱり人とは深く付き合える人で在(有)りたいと話しました。

 

深い海に魅かれたのも、そんな性格からなのかもしれません。

 

感化された想いを糧に、Molokaiチャレンジの時と同じように、1日1日出来る事を積み重ねます!

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